ミャンマー人採用のススメ
以前は、中国人研修生等が大勢でいる場面をよく見かけました。
近年ではベトナムが日本での労働者数で中国を抜き、一位となっています。
かつてアジア諸国の開発途上といわれていた国々も急速な発展を遂げています。
日本に研修生・労働者として訪れる人も変化しつつあります。
技能実習制度や特定技能といった制度がある中でこれからは人材と仕事のバランスを取る
ことが大切になっていくでしょう。
そんな中で近年注目度の上がっている国がミャンマーです。
名前だけ聞くとあまりイメージの湧かない人も多いかもしれません。
最近ではクーデターのことがことが思い浮かぶ方もいると思います。
実は日本と近い感覚を持っている国でもあるのです。
ではそんなミャンマー人の特徴を見てみましょう。
ミャンマー人の特徴は・・・
・国民のほとんどが敬虔な仏教徒である
仏教の教えが根付いているため、親切心があり、善い行いを心がけようという気持ちが強 くあります。穏やかでおおらかな国民性です。
・勤勉・真面目・純粋
ミャンマーは昼間なら危険な目にあうことはほぼない治安のよい国です。
貧困率はアジアでトップですが、犯罪が少ないというのは良い国民性の現れです。
・日本的な価値観を持っている。
年功序列的な考えがミャンマーには浸透しています。
年上を敬い、協調性を持ちながら良好なコミュニティー形成をしています。
・言語の文法が日本語と似ている
ミャンマーで使用されているミャンマー語(ビルマ語)は日本語とほぼ同じ語順です。
英語などの場合、「私は行く、ミャンマーに」という語順になりますが、
日本語は「私はミャンマーに行く」となります。ミャンマー語も同じです。
助詞の「〇〇は」「〇〇を」の位置が同じなので単語さえ習得してしまえば、違和感の少ない日本語を使うことができます。
発音もうまく、上達したらスムーズにコミュニケーションを取ることができます。
このようにミャンマー人の国民性等が日本にマッチしており、働いてもらう場合も相性の良い国となることでしょう。
ではミャンマー人が日本で働く理由はあるのでしょうか?
・農業国であり、就職を考えた際に選択肢が少ない。
ミャンマー人は勤勉で非常に優秀な人材も多いですが、就職先は多くありません。
クーデターの影響で事業縮小・撤退する企業も多く、160万人以上が失業したと言われています。
・最低賃金が日本円で日給300円以下。
ミャンマーでも都市部の給料は上がってきていますが、地方では月給数千円レベルの低い収入が当たり前です。
クーデターの影響もあり、物価高騰で海外への出稼ぎを余儀なくされています。
・親日国であり、日本で働きたい!
かつては外国人から出稼ぎに行く国として人気の高かった日本です。
しかし、今となってはかつてほどの人気はありません。
そんな中でもミャンマーからの日本は働きたい国として一番人気があります。
今はクーデターの影響もあるため、国を出て日本で働きたい人は増え続けています。
このようにミャンマーではクーデターの影響が大きく、今まで以上に海外へ出る人が増加していくでしょう。
ミャンマーの人口の中央値は約29歳。一方で日本の中央値は約46歳。
このように若者が多く、これからの成長が見込まれる国、ミャンマーの注目度は上がっています。
優秀なミャンマー人の採用を検討し、新たな戦力として考えてみてはいかがでしょうか。