留学生のアルバイト紹介って何?外国人留学生を効率よく採用する方法を伝授!
皆さんはアルバイトの採用をするとき、『アルバイト紹介』を使用したことはありますか?日本のアルバイト採用の歴史を見ていくと、フリーペーパー(紙媒体)で採用が主軸だった時代は終わり、求人広告はWEB媒体へと移行してきました。
売り手市場が続く中、次に注目されているのが、アルバイトの人材紹介である『アルバイト紹介』です。アルバイト紹介は留学生を採用するとき、非常にメリットの多い採用手法です。
★この記事のポイント
アルバイト紹介は成果報酬型なのでリスクが少ない
留学生と母国語でやり取りできる紹介会社のスタッフにサポートしてもらえて効率が良い
留学生は日本人より求人倍率が低く優秀な人材が採用できるチャンス
本記事を通して、従来の採用とアルバイト紹介の違いを知り、自社の採用成功につなげていきましょう!
アルバイト紹介とは人材紹介のアルバイト版
アルバイト紹介とは、その名の通り人材紹介のアルバイト(パート版)のことです。多くの企業は、アルバイト・パートの採用時は求人広告や店舗への貼り紙掲載、知人の紹介などの採用手法を使ってきました。
しかし、若者の数が減り続ける中で、求人広告での採用は非常にコストがかかり採用リスクが高く、確実に採用ができてから料金を後払いする人材紹介型の採用手法を選ぶ人も増えてきています。
アルバイト紹介の仕組み
まずはアルバイト紹介の仕組みと利用の流れを説明していきます。
(1)人材紹介契約の締結~紹介料の決定
まず企業と人材紹介会社の間で、人材紹介契約書を締結します。この契約書上で、1人採用につきいくらの謝礼を支払うかを取り決めします。
正社員領域の人材紹介の場合は、一般的に求職者の理論年収の30~35%を紹介手数料として設定しますが、アルバイト紹介の場合はフルタイム勤務ではないので、1人採用当たり10万円など切りの良い手数料を設定することが多いようです。
(2)求職者のスクリーニング~選考
契約手続きが終わったら、人材紹介会社から求職者の提案を受けていきます。企業が伝えた採用条件にあわせて、求職者をスクリーニングしてもらうことができ、紹介してくれた求職者に全員会う必要はありません。
あくまでも自社の採用要件を満たした人のみと面接することができます。
(3)内定~入社・手数料の発生
無事に内定を出し、求職者が入社を決定したタイミング(多くの会社は求職者が内定承諾を得たタイミングに設定)で、紹介手数料が発生します。
採用するまで、何人面接をしても、どんなに人材紹介会社とミーティングをしても費用はかからない点が最大のメリットです。
求人広告からアルバイト紹介に移行した背景
求人広告の場合は、フリーペーパーやWEB媒体に求人情報を載せた時点でお金を支払います。求人広告の掲載後、応募人数が0人だとしても掲載費を払う必要があるため、非常にリスクがあります。
しかし、アルバイト用の求人広告の掲載費は安価なものであれば1か月3万円前後から掲載することができ、月3万円の掲載で複数名採用ができれば、採用コストをぐっとおさえることができるのです。
ひと昔前の買い手市場であれば、求人広告の方がコストパフォーマンスが良かったのですが、昨今では求人広告を出しても応募がまったく入らなくなって来たため、先行投資で広告掲載費を払うことを躊躇する企業が増えてきました。
そこで、確実に採用してから手数料を払うアルバイト紹介が、改めて注目され始めたということです。
アルバイト紹介のメリット
それでは、アルバイト紹介を使用することのメリットを見ていきましょう。
採用をするまでサービス利用料がかからない
アルバイトであれば正社員の人材紹介より低安価で利用することができる
無駄な時間を削減できる(不本意な面接、選考時間のカット)
派遣に頼らず自社のスタッフとして雇用ができる
面接前後で、求職者の応募意欲の調整を代行してもらえる
採用期間を短縮できる可能性がある
面接スケジュールを調整してくれて採用活動の手間が省ける
さらに、留学生の採用をするときにアルバイト紹介を利用するメリットはどのようなものでしょうか?
留学生をアルバイト紹介で採用することのメリット
募集要項や応募条件など誤解のないように母国語で伝えてもらえる(外国人スタッフがいる場合)
日本語レベルや在留資格のスクリーニングを行ってくれる
日本式の応募方法がわからない留学生に対して事前に教育をしてくれる
履歴書や在留カードなど事前にチェックをしてくれる
留学生の採用に関する手続きのアドバイスを受けることができる
留学生の仕事以外の困りごと・質疑応答にも代理で対応してくれるので安心
上に述べたすべてのことを、人材紹介会社が行ってくれるとは限りませんが、多くの人材紹介会社は細やかに採用までのサポートをしてくれます。
初めての留学生採用の場合、在留資格はどのように確認したらいいのか、言葉の壁はどう超えたらいいのかなど、しっかりサポートを受けることが出来る点は非常に魅力的です。
特に、企業が求める日本語レベルを事前に確認しスクリーニングしてくれる点や、必要があれば日本語教育まで行っている人材紹介会社もあるので、とても心強いですね。
アルバイト紹介の気を付けるべき点
先にご紹介した通り、アルバイト紹介は採用リスクが少なく、採用が決まってから手数料を支払うので確実性のある採用手法です。しかし、アルバイト紹介では確実に採用コストが下がるとは言い切れないので注意が必要でしょう。
たとえば、とても人気なカフェバイトであれば、小さな求人広告枠を1~2週間、数万円で掲載すれば複数名採用ができるかもしれません。採用コストを先行投資するリスクはありますが、ある程度応募が期待できるのであれば、わざわざアルバイト紹介を使う必要はないでしょう。
アルバイト紹介の場合は、どんなに安くても3万円~10万円ほどの費用がかかります。
確実に、良い人を1人だけ採用したい場合はアルバイト紹介を使えますが、大量採用のときや応募が容易に集まると予測できるような店舗であれば、求人広告を使用する方がベターでしょう。
まとめ
いかがでしたか?本記事では、留学生のアルバイト紹介についてご説明してきました。
最後に本記事のポイントをもう一度おさらいしておきましょう。
★この記事のポイント
アルバイト紹介は1人採用するごとに支払うためリスクが少ない
留学生と母国語でやり取りできる紹介会社のスタッフにサポートしてもらえて効率が良い
留学生は日本人より求人倍率が低く優秀な人材が採用できるチャンス
皆さんも積極的にアルバイト紹介を利用して、留学生のアルバイト採用を成功させましょう!