資格外活動の入管法違反事件/あなたも間違った外国人雇用をしているかもしれない

資格外活動の入管法違反事件/あなたも間違った外国人雇用をしているかもしれない

現在、日本で働く外国人は約150万人となりました。外国人は、『就労ビザ』と呼ばれる在留資格がなければ日本で働くことができません。さまざまな在留資格がある中で、留学生の在留資格では『資格外活動許可申請』という申請を行うことで就労が認められます。

留学生の労働者が増えている中、間違った方法で外国人を雇ってしまい、入管法違反になってしまう事件が多発しています。一体どのくらいの入管法違反事件が起きているのか本記事でお伝えしたいと思います。

平成29年度に退去強制手続きとなった外国人は1万3,686人

出入国管理及び難民認定法違反に基づき、入管法違反している外国人を国は取り締まっています。法務省が発表している『平成29年における入管法違反事件について』によると、平成29年度までの3年間で入管法違反事件は毎年微増しています。

留学生のオーバーワーク(資格外活動許可では週28時間までしか就労してはいけないルールとなっているが、これに違反して週28時間以上働いてしまう行為)は、ここ数年増加しています。

平成29年度の資格外活動者の違反は前年から137人増加した、648人となりました。


資格外活動許可の違反はベトナム人が最多

国籍別にみていくと、近年労働人口が増加しているベトナム人や東南アジアの外国人が目立ちました。

資格外活動違反の総数(平成29年度):648人

ベトナム:280人

フィリピン:124人

インドネシア:70人

ネパール:47人

中国:41人

その他:86人

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